燃料電池開発の現状と今後の展望

  • 内田 裕之
    山梨大学 クリーンエネルギー研究センター 山梨大学 燃料電池ナノ材料研究センター
  • 宮武 健治
    山梨大学 クリーンエネルギー研究センター 山梨大学 燃料電池ナノ材料研究センター
  • 野原 愼士
    山梨大学 クリーンエネルギー研究センター 山梨大学 燃料電池ナノ材料研究センター
  • 渡辺 政廣
    山梨大学 燃料電池ナノ材料研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Present status and future prospects of fuel cell research and development
  • ネンリョウ デンチ カイハツ ノ ゲンジョウ ト コンゴ ノ テンボウ

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抄録

<p>燃料電池自動車や家庭用コージェネレーションなどへの応用が期待される固体高分子形燃料電池の高性能化,高耐久化のための要素材料研究開発の進展について,筆者らの研究成果を中心として解説する.空気極用触媒にPt-M合金(M=Fe,Co,Niなど)を用いると高い酸素還元活性を示すことを見いだし,その作用機構を多角的に解析できた.これら新規合金の組成と粒径を均一に制御したナノ粒子をカーボン担体上に高分散するナノカプセル法を開発し,作製した触媒は優れた耐久性を示した.また,炭化水素系高分子をナノサイズで配列させた高プロトン伝導性電解質の開発にも成功した.</p>

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 81 (7), 563-568, 2012-07-10

    公益社団法人 応用物理学会

参考文献 (32)*注記

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