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- 加藤 健吾
- 宮城県立がんセンター頭頸科 東北大学耳鼻咽喉・頭頸部外科
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- 松浦 一登
- 宮城県立がんセンター頭頸科 東北大学耳鼻咽喉・頭頸部外科
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- 全田 貞幹
- 国立がん研究センター東病院照射技術開発室
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- 立花 弘之
- 愛知県がんセンター中央病院放射線治療部
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- 本間 明宏
- 北海道大学耳鼻咽喉・頭頸部外科
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- 桐田 忠昭
- 奈良県立医科大学口腔外科
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- 門田 伸也
- 四国がんセンター頭頸科
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- 大田 洋二郎
- 県立静岡がんセンター口腔外科
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- 岩江 信法
- 兵庫県立がんセンター頭頸部外科
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- 大鶴 洋
- 国立病院機構東京医療センター歯科口腔外科
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- 秋元 哲夫
- 東京女子医科大学放射線科
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- 田原 信
- 国立がん研究センター東病院消化管内科
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- 浅井 昌大
- 国立がん研究センター中央病院頭頸科
書誌事項
- タイトル別名
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- An opioid-based pain control program for head and neck cancer patients undergoing chemoradiation therapy achieves a high completion rate of radiation
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抄録
強度の強い化学放射線療法(CRT)を実現可能とし,高い完遂率を得るためには適切な支持療法が必須である。疼痛管理は頭頸部癌CRTの主要な支持療法の一つである。施設や医師に依らず一定の鎮痛効果が得られ,高いCRT完遂率を得る事を目的として,オピオイドを中心とした疼痛緩和プロトコルを作成した。10施設でこの疼痛緩和プロトコルを実施し,その有効性と安全性を評価した。対象は口腔咽頭に50Gy以上照射される部位を含み,白金製剤を中心としたレジメンによる同時併用CRT症例である。110例の症例集積を行い,内101例の適格症例を解析対象とした。Grade 3以上の粘膜炎の頻度は53%だったが,照射完遂率99%,照射休止率13%と極めて良好な結果が得られた。オピオイド使用率は83%,一日最大モルヒネ投与量の中央値は35mg,プロトコル遵守率は92%だった。オピオイドの投与中止を要した例やオピオイドの副作用による照射休止例はなく,安全性にも優れた方法と考えられた。
収録刊行物
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- 頭頸部癌
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頭頸部癌 37 (1), 153-157, 2011
日本頭頸部癌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205224083200
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- NII論文ID
- 10030815092
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- NII書誌ID
- AA11985555
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- ISSN
- 18818382
- 13495747
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可