Giant Liposomes for Analysis of Cellular Functions

  • Hamada Tsutomu
    北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科

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  • ジャイアントリポソームを用いた細胞機能解析

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Abstract

脂質膜小胞(リポソーム)は,生体親和性の高い薬物カプセルとして,これまで数多くの研究開発が行われてきた.このとき用いられるリポソームのサイズは,数十~百nm である.これに対して,近年,細胞サイズ(数十μm)のジャイアントリポソームに関する研究が発展し,細胞機能を解析するためのツールとして利用が進んでいる.すなわち,生体系に対してリポソームを作用させるのではなく,リポソームそのものを細胞のモデルとした研究である.本稿では,我々が進めているジャイアントリポソーム研究の最新の知見について紹介したい.先ず,ジャイアントリポソームの作製および光学顕微鏡観察について簡単に述べる.そして,本実験系が可能とする代表的な研究例として,「膜ダイナミクスの創出」および「ナノ物質の膜作用解析」について説明する.

identifier:https://dspace.jaist.ac.jp/dspace/handle/10119/10908

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