サージカルスチールの濡れ性を制御するアルミナ系砥粒を用いた表面改質加工法の研究

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タイトル別名
  • Surface generation of superior hydrophilicity for surgical steels by specific alumina abrasives
  • サージカルスチール ノ ヌレ セイ オ セイギョ スル アルミナケイトリュウ オ モチイタ ヒョウメン カイシツ カコウホウ ノ ケンキュウ

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抄録

表面改質加工法の適用範囲拡充として,医療用ツールに使用されるサージカルスチールに対し,高品位加工と同時に表面改質効果を発現させることを試みた.WA,SA,A系という3種類のアルミナ系砥粒種類の違いが加工表面の状態,親水性へ及ぼす影響について評価した.A系アルミナ砥粒でELID研削を施したAシリーズの接触角は,他のシリーズの接触角よりも小さく,水に対する親水性に優れていることがわかった.また,A系アルミナ砥粒において,非晶質割合の多い砥粒を用いて加工した面が,最も高いAl元素検出強度および優れた親水性を示した.さらに,研削液温度を50℃に上げることにより,A系アルミナ砥粒におけるAl元素のワーク表面への拡散現象がより一層促進され,加工した面は,接触角27.8度という著しい親水性を示した.

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参考文献 (26)*注記

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