実務実習における学習の修得度と不安に関する薬学生の自己評価

  • 黒野 俊介
    名城大学薬学部薬学教育開発センター実務実習部門
  • 伊東 亜紀雄
    名城大学薬学部薬学教育開発センター実務実習部門
  • 長谷川 洋一
    名城大学薬学部薬学教育開発センター実務実習部門

書誌事項

タイトル別名
  • Self-Evaluation of Pharmacy Students about the Learning Effects and the Feelings of Anxiety in Advanced Pharmacy Practical Experience
  • ジツム ジッシュウ ニ オケル ガクシュウ ノ シュウトクド ト フアン ニ カンスル ヤクガクセイ ノ ジコ ヒョウカ

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抄録

  名城大学の薬学部5年生を対象として,薬局と病院で各々11週間ずつ実施する実務実習での学習の修得度(4項目)と実習での不安と疲労(5項目)に関するアンケートを実施した.<br>1)実習施設の順序にかかわらず,学生は初回実務実習後には知識,技能,態度,職務の概要・使命の理解が向上したと自己評価しており,初回実務実習での学習が効果的であると考えられた.<br>2)実習期間を通じて,学生は指導薬剤師および大学教員からの指導・アドバイスに対して強い不安を感じていないと考えられた.<br>3)実習期間を通じて,学生は身体的疲労より精神的疲労を強く感じている.ただし,実習中の疲労は,実習前の予測より低く,薬局実習に比べて病院実習で疲労を強く感じていると考えられた.

収録刊行物

  • 医学教育

    医学教育 43 (3), 193-198, 2012

    日本医学教育学会

参考文献 (7)*注記

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