二次治療に放射線療法が有効であった十二指腸球部原発MALTリンパ腫の1例

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タイトル別名
  • A CASE OF A DUODENAL BULB PRIMARY MUCOSA-ASSOCIATED LYMPHOID TISSUE (MALT)LYMPHOMA FOR WHICH RADIOTHERAPY WAS EFFECTIVE AS A SECOND TREATMENT

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抄録

症例は73歳,男性.上部消化管内視鏡で,十二指腸球部に顆粒状隆起病変を認めた.組織検査で確定診断がつかなかったが,尿素呼気テストは陽性で,MALTリンパ腫の可能性を考え,Helicobacter pyloriの除菌を施行.3度目の組織検査で十二指腸球部MALTリンパ腫と診断.尿素呼気テストは陰性化し,一時病変は縮小したが,その後病変は増大を認めた.二次療法として1回2Gy,週5回,計30Gyで放射線治療を施行し,病変は消失した.十二指腸MALTリンパ腫においても,放射線治療は有効と考えられた.

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参考文献 (18)*注記

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