腸重積を起こした直腸癌に対し待機的腹腔鏡手術を行った2症例

書誌事項

タイトル別名
  • チョウジュウセキ オ オコシタ チョクチョウガン ニ タイシ タイキテキ フククウキョウ シュジュツ オ オコナッタ 2 ショウレイ
  • Two cases of intussusception due to rectal carcinoma treated by laparoscopic surgery

この論文をさがす

抄録

type:text

成人腸重積症は稀であり,全腸重積症の5~10%とされる。大腸腸重積症の先進部は盲腸,S状結腸に多いとされるが,直腸の腸重積症は稀である。今回我々は直腸癌を先進部とした腸重積症の2例に対し,待機的に腹腔鏡下ハルトマン手術を施行した。大腸癌の腸重積症に対し待機的に腹腔鏡下手術を行った例は検索しえた限りでは,自験例を含め11例であり,いずれも良好な経過であった。穿孔や腸管虚血などの緊急を要する所見がなければ,待機的な腹腔鏡下手術も考慮すべきであると考える。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (25)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ