書誌事項
- タイトル別名
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- Regulatory T cells and regulatory NK cells play essential roles for maintenance of pregnancy
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抄録
Semiallograftである胎児を許容するために,妊娠時には父親抗原に対するトレランスが存在することが知られていたが,その詳細な免疫学的機構は明らかではなかった.最近の研究により,妊娠時には父親抗原特異的もしくは男性抗原であるHY抗原特異的制御性T細胞が増加していること,精漿のプライミングが父親抗原特異的制御性T細胞の誘導に重要であることが判明している.またヒトならびにマウスの流産や,ヒトでの妊娠高血圧腎症では末梢血ならびに,妊娠子宮での制御性T細胞の減少が報告されている.妊娠初期子宮内膜では,特殊なNK細胞がリンパ球の主要な成分(約80%)を占める.我々は,マウス妊娠子宮ではCD25+ NK細胞が増加すること,CD25+ NK細胞はIL-10やTGF-βを産生すること,本NK細胞は樹状細胞上のMHC class II抗原発現を抑制させ,細胞傷害性T細胞の誘導を抑制し,制御性NK細胞と呼べる性状を有することを見い出した.<br> このように妊娠初期において,制御性T細胞と制御性NK細胞は協同的に作用し,胎児を母体免疫系の攻撃から守っている.<br>
収録刊行物
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- 日本臨床免疫学会会誌
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日本臨床免疫学会会誌 35 (5), 424-428, 2012
日本臨床免疫学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204652707840
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- NII論文ID
- 10031130841
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- NII書誌ID
- AN00357971
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BC3s7gs1Oqtg%3D%3D
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- ISSN
- 13497413
- 09114300
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- PubMed
- 23124084
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可