顎裂部デンタルインプラント植立後10年経過した片側唇顎口蓋裂の一例

書誌事項

タイトル別名
  • Occlusal Reconstruction for a Patient with Unilateral Cleft Lip and Palate Treated with a Dental Implant to the Grafted Site 10 Years' Observation after Implantation

この論文をさがす

抄録

裂側永久側切歯の先天欠如を伴った片側完全唇顎口蓋裂症例に対し,成長終了後に永久歯の配列,顎裂骨移植,欠損部へのデンタルインプラント植立の川頁で咬合再構成を行った.デンタルインプラント植立後10年が経過した現状と治療経過について報告する.<BR>症例は/2の先天欠如を伴った左側完全唇顎口蓋裂の男性で,Davies変法による初回口唇鼻形成を生後3カ月に,Manchester法による初回口蓋形成を生後9カ月に実施した.18歳時に矯正歯科を初診し,永久歯の再配列の後,保定期間を経た23歳2カ月に顎裂自家腸骨移植を実施した.その後23歳8カ月に,同部にインプラントを植立した.デンタルインプラント植立後10年を経過した現在,咬合には若干の後戻りが見られるもののほぼ安定している.

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (17)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ