原発性胆汁性肝硬変に対する肝移植

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  • Liver transplantation for primary biliary cirrhosis

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抄録

原発性胆汁性肝硬変(primary biliary cirrhosis;PBC)は肝移植の主要な適応疾患のひとつである.近年は,内科的治療の進歩のためか,欧米でのPBC移植数は減少傾向にある.しかし,末期肝硬変に至ったPBCでは,現在でも肝移植は唯一の救命法であり,適切な移植時期は予後予測モデルなどから計られる.移植成績は他の疾患と比較して良好で,5年生存率はいずれの報告でも70%を越える.また,その成績に生体ドナーと脳死ドナーの差は認められない.PBCは移植後グラフト肝に再発するが,頻度,危険因子,長期予後など不明な部分もいまだに多い.<br>

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