視線位置表示方法とカーソル表示の有無がメニュー選択用視線入力システムの操作性に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Method for Displaying Eye-gaze Location and Cursor Indication on Operation Performance and Usability of Eye-gaze Input System for Menu Selection
  • シセン イチ ヒョウジ ホウホウ ト カーソル ヒョウジ ノ ウム ガ メニュー センタクヨウ シセン ニュウリョク システム ノ ソウサセイ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

視線データからディスプレイ上の視線位置を表示する手法として, 適応的移動平均法を提案して,移動平均法(10点),注視点直接表示とパフォーマンスを比較し,さらにカーソルを非表示にした場合のパフォーマンスへの影響を明らかにした.コマンド名の表示領域から隣接する選択領域に直接視線が入ることで選択したと見なすI-QGSM(Improved-Quick Glance Selection Method)法をメニュー選択法として用い,メニュー選択作業を被験者に実施させた.作業完了時間,エラー率,作業しやすさ・眼の疲労度の主観評価の観点から,提案した適応的移動平均法が望ましいことが示された.カーソル表示と非表示条件での作業完了時間とエラー率には,ほとんど差がなかった.また,主観評価を通して,カーソルを表示する場合よりカーソルを表示しない場合の方が,操作性の評価が高くなり,眼への疲労度も低いことがわかった.

収録刊行物

  • 人間工学

    人間工学 47 (5), 190-197, 2011

    一般社団法人 日本人間工学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (23)*注記

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