頭頸部原発成人軟部肉腫症例の検討

  • 道場 隆博
    大阪大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 竹中 幸則
    大阪大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 曺 弘規
    大阪大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 山本 佳史
    大阪大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 喜井 正士
    大阪大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 中原 晋
    大阪大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 猪原 秀典
    大阪大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科

書誌事項

タイトル別名
  • Head and Neck Soft Tissue Sarcoma
  • アタマ ケイブ ゲンパツ セイジンナンブ ニクシュ ショウレイ ノ ケントウ

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抄録

成人において頭頸部領域に発生する軟部肉腫は非常にまれな疾患である.1991年から2011年までに当科で治療を行った頭頸部軟部肉腫11例について,治療方法と予後を検討した.組織型内訳は横紋筋肉腫5例,脂肪肉腫2例,未分化肉腫2例,類上皮性血管内皮腫1例,悪性線維性組織球症1例であった.横紋筋肉腫に対しては,手術,化学療法,放射線療法による集学的治療を行った.横紋筋肉腫以外の肉腫では,手術可能例に対しては手術を施行し,手術の際の切除安全域に応じて術後補助療法を行った.手術不能例に対しては,放射線照射や化学療法を施行した.予後は組織型,腫瘍径,組織学的悪性度,病期によって規定されていた.

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被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (26)*注記

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