書誌事項
- タイトル別名
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- Salivary duct carcinoma in the submandibular gland with HER-2 protein overexpression: A report of two cases
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抄録
唾液腺導管癌Salivary duct carcinoma(以下SDC)は唾液腺腫瘍の中では比較的まれで,高率に局所再発や遠隔転移を来たす予後不良な悪性腫瘍であり,病理組織学的に乳管癌との類似が指摘されている。ヒト上皮増殖因子受容体2型(HER-2)の過剰発現が乳管癌の予後不良因子としての関連から浸潤性乳管癌を中心に検討されてきた。近年SDCにおいても過剰発現の頻度が高いことより,乳管癌で使用されている分子標的薬trastuzmabのSDCへの応用の可能性が示唆されている。今回われわれはHER-2の過剰発現を認めた顎下腺原発唾液腺導管癌2例を経験したので報告する。
収録刊行物
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- 頭頸部外科
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頭頸部外科 22 (3), 327-332, 2012
特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205283839616
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- NII論文ID
- 10031170516
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- NII書誌ID
- AN10374707
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- ISSN
- 1884474X
- 1349581X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可