結核との鑑別が問題となった喉頭サルコイドーシスの1例

  • 森田 薫
    東京大学医学系大学院内科学専攻アレルギーリウマチ学
  • 庄田 宏文
    東京大学医学系大学院内科学専攻アレルギーリウマチ学
  • 原田 広顕
    東京大学医学系大学院内科学専攻アレルギーリウマチ学
  • 二藤 隆春
    東京大学附属病院耳鼻咽喉科
  • 山本 一彦
    東京大学医学系大学院内科学専攻アレルギーリウマチ学

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Laryngeal Sarcoidosis which was Differentially Diagnosed from Tuberculosis
  • 今月の症例 結核との鑑別が問題となった喉頭サルコイドーシスの1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ ケッカク ト ノ カンベツ ガ モンダイ ト ナッタ コウトウ サルコイドーシス ノ 1レイ

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抄録

症例は23歳,女性.当院受診1カ月前に高度の喉頭浮腫に対して緊急気管切開を施行され,当院紹介された.喉頭生検にて非乾酪性肉芽腫を認めた.生検部位の結核菌PCR,培養及びツベルクリン,クオンティフェロンは陰性であった.胸部CTにて右肺上葉の粒状影,気管支血管束の肥厚を認め,気管支肺胞洗浄検査にてリンパ球増加,CD4/CD8比高値であった.喉頭サルコイドーシスと診断し,ステロイドによる加療を行ったところ喉頭浮腫は軽快した.<br>

収録刊行物

参考文献 (17)*注記

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