盲腸癌孤立性脾転移の1例

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タイトル別名
  • A case of a metachronous solitary splenic metastasis from a cecal cancer
  • 症例 盲腸癌孤立性脾転移の1例
  • ショウレイ モウチョウガン コリツセイヒテンイ ノ 1レイ

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抄録

盲腸癌術後3年目に孤立性脾転移をきたし,腹腔鏡補助下脾摘出術を施行した1例を経験したので報告する.症例は68歳男性,盲腸癌にて結腸右半切除術,D3郭清を施行した(C,2型,50×45mm,SE,N1,H0,P0,M0,Stage IIIa).術後3年目のスクリーニング腹部造影CT検査にて脾臓に2.5cm大の造影効果が乏しい円形の腫瘤性病変を認めた.FDG-PET検査にて脾腫瘤に一致して強い集積を認めたが,他部位に集積は認めなかった.盲腸癌の孤立性脾転移と診断し,腹腔鏡補助下脾摘出術を施行した.手術時間2時間56分,出血量は8gであった.病理組織学的検査で大腸癌の転移性脾腫瘍と診断された.術後経過良好で,術後8日目に退院した.術後3年の現在まで再発や転移は認めていない.

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