<b>学内メタン発酵プラントを用いた食品厨芥の エネルギー化実証試験</b>

• 倉橋 健介

  大阪府立大学工業高等専門学校

• 木村 知恵

  大阪府立大学大学院工学研究科

• 柏木 麻衣

  大阪府立大学大学院工学研究科

• 野村 俊之

  大阪府立大学大学院工学研究科

• 若松 孝彦

  大阪ガスエンジニアリング㈱

• 小手川 勉

  大阪府立大学生活協同組合

• 永吉 勝明

  大阪府立大学生活協同組合

• 坂東 博

  大阪府立大学大学院工学研究科

• 徳本 勇人

  大阪府立大学大学院工学研究科

書誌事項

タイトル別名

• <b>Field Test of Energy Production from Food Waste by Using an On-Campus Methane Fermentation Plan</b><b>t </b>
• 学内メタン発酵プラントを用いた食品厨芥のエネルギー化実証試験
• ガク ナイ メタン ハッコウ プラント オ モチイタ ショクヒン チュウカイ ノ エネルギーカ ジッショウ シケン
• Field Test of Energy Production from Food Waste by Using an On-Campus Methane Fermentation Plant

抄録

再生可能エネルギーであるバイオディーゼル燃料は高アルカリ性の廃グリセリンを副生し，その処理が問題となっている．食品厨芥をメタン発酵により分解する際，この廃グリセリンを投入し，両者の同時バイオガス化を試みた．発酵プラントにはおからを投入してスタートアップを行った．まずこのプラントにおからとともに食品厨芥を投入したところ，バイオガス発生率が2.4 ㎥/㎏-C から1.3 ㎥/㎏-C に低下し，食品厨芥による発酵阻害が発生した．次におから，食品厨芥，廃グリセリンを同時に投入したところ，バイオガス発生率は2.0 ㎥/㎏-C まで回復した．以上より廃グリセリンを食品厨芥とともに投入することで，高アルカリ性の廃グリセリンを処理できるだけではなく食品厨芥による発酵阻害を解消する効果があるとわかった．プラントから発生したバイオガスを自動車燃料としたところ，１年で0.45ｔのCO₂削減効果があり低炭素化に寄与することがわかった．

収録刊行物

• 環境技術

  環境技術 42 (6), 355-361, 2013

  環境技術学会

キーワード

• メタン発酵
• 食品厨芥
• 廃グリセリン
• 再生可能エネルギー
• 低炭素化

詳細情報

• CRID: 1390282679569797632
• NII論文ID: 10031174473
• NII書誌ID: AN00046213
• DOI: 10.5956/jriet.42.355
• ISSN: 18828590
• ISSN: 03889459
• NDL書誌ID: 024699845
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I024699845
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可