直腸癌胸壁転移の1切除例

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  • Metastatic chest wall tumor after resection of primary rectal cancer: A case report

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抄録

66歳,男性.直腸癌に対し低位前方切除術施行.以後TS-1内服し経過観察されていたが,CEAの上昇,胸部CTで左上葉に2ヵ所の結節および左胸壁腫瘤を認め,当科紹介受診となった.転移性肺腫瘍,胸壁腫瘍を疑い手術施行.左上葉肺部分切除+左胸壁腫瘍切除術を行なった.術後病理で直腸癌の肺・胸壁転移と診断された.退院後,オキサリプラチン+TS-1による全身化学療法施行され,術後1年経過するも明らかな再発所見は認めていない.直腸癌胸壁転移の切除例は稀であり,その手術適応に関しては今後の症例の蓄積が必要と考え報告する.

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参考文献 (24)*注記

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