突然の大腸閉塞で発症し,金属ステントによる減圧後に一期的切除が可能であったS状結腸癌の1例

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タイトル別名
  • A Case of Sigmoid Colon Cancer Presented with Sudden Obstruction, Which were Resected after Metallic Stent Replacement.
  • トツゼン ノ ダイチョウヘイソク デ ハッショウ シ キンゾク ステント ニヨル ゲンアツゴ ニ イッキテキ セツジョ ガ カノウ デアッタ Sジョウ ケッチョウ ガン ノ 1レイ
  • 症例報告 突然の大腸閉塞で発症し,金属ステントによる減圧後に一期的切除が可能であったS状結腸癌の1例
  • ショウレイ ホウコク トツゼン ノ ダイチョウ ヘイソク デ ハッショウ シ,キンゾク ステント ニ ヨル ゲンアツ ゴ ニ イチゴテキ セツジョ ガ カノウ デ アッタ Sジョウ ケッチョウガン ノ 1レイ

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抄録

われわれは急性の閉塞に対してステント留置を行い一期的な切除手術が可能であったS状結腸癌の1例を経験したので報告する.症例は71歳,男性.北海道を旅行中に突然の腹痛を来して地域の病院へ入院となった.検査でS状結腸に腫瘤を診断されたが,患者が地元(山口県)での手術を希望したため閉塞に対して金属ステントが留置された.ただちに腹痛は消失し多量の排便を認め,その後当院へ紹介入院となった.S状結腸切除術が施行されたが術後経過は良好であり術後第10病日目に軽快退院した.患者は現在も再発徴候なく健在である.急性の大腸閉塞に対して術前の金属ステント留置は侵襲が少なく複数回の手術を回避することができ有用な方法と考えられる.

収録刊行物

  • 山口医学

    山口医学 62 (3), 161-164, 2013

    山口大学医学会

参考文献 (10)*注記

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