ピオグリタゾン投与5年間の体重推移の検討―JDDMによる多施設共同研究―（JDDM24）

• 小森 克俊

  Odori Clinic of Internal Medicine

• 奥口 文宣

  Okuguchi Clinic of Internal Medicine

• 金塚 東

  Chiba Central Medical Center

• 小林 正

  Takaoka Social Insurance Hospital, Diabetes Center

• 糖尿病データマネジメント研究会（JDDM）

書誌事項

タイトル別名

• Factors Affecting Weight Gain Following Treatment with Pioglitazone for Five Years in Patients with Type 2 Diabetes (JDDM24)
• ピオグリタゾン トウヨ 5ネンカン ノ タイジュウ スイイ ノ ケントウ : JDDM ニ ヨル タシセツ キョウドウ ケンキュウ (JDDM24)

抄録

2型糖尿病患者1184例にピオグリタゾン（以下PIO）を5年間投与したときの体重推移と増加に影響する因子をレトロスペクティブに検討した．HbA1cはPIO投与前8.0 ％から5年後には7.1 ％と平均0.9 ％低下（p<0.001）し，体重は67.6±13.2（M±SD）kgから70.4±14.5 kgと平均2.8 kgの増加を認めた（p=0.001）．体重はPIO投与後12ヶ月まで増加し以降はほぼ不変であった．PIO単独群と比べると，SU薬併用群，SU薬+BG薬併用群では体重増加は有意に大きく，個々の併用糖尿病薬の有無別にみるとSU薬併用では体重増加の助長，αGI薬併用では体重増加の抑制がみとめられた．重回帰分析では，女性，投与前のHbA1cと肥満度，SU薬，αGI薬併用の有無がPIO投与後の体重増加と有意に相関していた．一方，動脈硬化のリスクファクターであるHDL-Cは改善していた．<br>

収録刊行物

• 糖尿病

  糖尿病 56 (3), 165-172, 2013

  一般社団法人 日本糖尿病学会

キーワード

• 2型糖尿病
• ピオグリタゾン
• 体重増加

詳細情報

• CRID: 1390001204908370688
• NII論文ID: 10031184486
• NII書誌ID: AN00166576
• DOI: 10.11213/tonyobyo.56.165
• ISSN: 1881588X
• ISSN: 0021437X
• NDL書誌ID: 024621853
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I024621853
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2013222246
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可