放射能汚染地域の農業・食料消費に関する研究動向

書誌事項

タイトル別名
  • Research Trends of Radioactive Contamination Influences on Agriculture and Food Consumption Behavior
  • ホウシャノウ オセン チイキ ノ ノウギョウ ・ ショクリョウ ショウヒ ニ カンスル ケンキュウ ドウコウ

この論文をさがす

抄録

本論は,東日本大震災に起因して発生した放射能汚染が農業および食料消費に及ぼした影響に関わる農業の社会経済分野の研究成果をレビューし,その到達点と主要な成果,残された課題,さらには今後展開すべき研究の方向の提示を試みたものである.そのため,農業の社会科学系の学会で取り組まれたシンポジウムでの論議,研究論文,雑誌寄稿論文の内容を評価した.その結果,農業の社会経済分野で主として取り組まれているのは,1)放射能の除染・モニタリングシステムの開発,2)農産物・食品の放射能汚染と消費者行動,風評被害に関わる研究であり,学術的にも価値が高い多様な研究成果が得られている.しかし,社会への研究成果の発信の仕方が不十分であり,学会が連携して豊富な研究成果をもっと体系的に整理して社会に発信することの重要性を指摘した.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (60)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ