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書誌事項
- タイトル別名
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- Sources of Vermilion Collected from Ancient Japanese Tombs Determined by the Measurements of Lead Isotopes
- ナマリ ドウイタイヒ ソクテイ ニ モトズク イセキ カラ シュツド シタ シュ(ミズ ギンシュ)ノ サンチ ノ カイセキ
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抄録
考古学において,化学分析や同位体分析に基づいた遺跡出土品の産地などの解析は非常に有効な手法となっている.近年,弥生後期から古墳時代にかけて遺跡から出土する朱(水銀朱)が注目されるようになっている.著者らは,朱に含まれる微量の鉛の同位体比の分析を行い,産地同定を試みた.まず,朱の起源となる辰砂鉱石について鉛同位体の分析を行った.その結果,幾つかのグループ,例えば,近畿産,揚子江中流域といった地域ごとに,鉛同位体から識別ができることを示した.同時に,幾つかの遺跡から出土した朱について鉛同位体分析を行い,その産地の推定を試みた.天神山古墳など三つの古墳から出土した朱は近畿産であることが強く示唆されるとともに,大風呂南遺跡や西谷墳丘墓等のから出土した朱は大陸産であることを示す結果が得られた.以上のことより,鉛同位体比分析は遺跡出土の朱の産地解析に非常に有効であることが明らかになった.
収録刊行物
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- 分析化学
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分析化学 62 (9), 825-833, 2013
公益社団法人 日本分析化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204661973376
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- NII論文ID
- 10031186097
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- NII書誌ID
- AN00222633
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3sXhsFGktLvE
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- NDL書誌ID
- 024880539
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- ISSN
- 05251931
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可