治療に東洋医学的手法を取り入れた神経麻痺2症例の検討

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タイトル別名
  • Treatment with complementary oriental medicine for two cases of paralysis
  • 臨床体験レポート 治療に東洋医学的手法を取り入れた神経麻痺2症例の検討
  • リンショウ タイケン レポート チリョウ ニ トウヨウ イガクテキ シュホウ オ トリイレタ シンケイ マヒ 2 ショウレイ ノ ケントウ

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抄録

68歳女性の顔面神経麻痺患者に星状神経節ブロック、薬物治療、経皮的神経刺激通電療法による治療を開始した。初診から1カ月後、十分な改善を認めず難治例とも思われたが、その後鍼治療を取り入れたところ症状は徐々に改善し、初診から10カ月後、麻痺症状は消失した。49歳女性の三叉神経麻痺患者に星状神経節ブロック、薬物治療、経皮的神経刺激通電療法などにより治療を行っていたが、症状は改善せず、麻痺に神経痛様疼痛を伴うようにもなり治療に苦慮していた。鍼治療を取り入れたところ症状の軽減を認め治療を継続している。これら神経麻痺2症例に対し、鍼治療が有効な治療手段であった。神経ブロック、薬物治療に鍼治療を併用することは極めて有用と考えられる。

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参考文献 (15)*注記

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