米国におけるCSAの変容と新たな展開 : 北東部とカリフォルニア州の事例から  [in Japanese] Transformation and New Movements of Community Supported Agriculture in the US : A Case Study in Northeast States and California  [in Japanese]

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Abstract

CSAとは,Community Supported Agricultureの略で,1980年代中頃に米国北東部の2つの農家で始まった,農業者と消費者の連携の形態である。近年その数は増加し,米国の2007年農業センサスによると,全米に12,549件のCSAがあるされているが,実際にはその半分くらいとの指摘もあり,統計的な把握は十分にできていない。CSAの把握が難しい背景には,そもそも定義がゆるやかで,農業者と消費者の連携の形態もさまざまだという事情がある。そのためか,いくつかの日本語訳も試みられているが,定着しきれていない。CSAの創始者たちが,80年代の草創期に抱いていた所期の理念としては,(1)消費者と農業者相互の貢献,(2)リスクの分担(シェア),(3)環境と小規模農業の保護,などが目指されていたといえよう。そのため,CSAの仕組みとしては,(1)消費者(メンバー)に作付け前に収穫物の代金(+農業者の報酬)を前払いすることにより,リスクを分担(シェア)し,(2)収穫期には,農業者は収穫物をメンバーに分配する(メンバーは量や品目は指定できない),ことが一般的であるとされてきた。また,(3)一定時間の労働参画や意思決定への参画などの貢献を求めるなど,メンバーには積極的な関与が期待されることが特徴であった。そのようなCSAも,消費者のニーズ,そして社会環境も変化する中で,その運営方法に変化が起きていると考えられる。そこで本稿は,事例調査によってCSAの変容と新たな展開を明らかにし,それにより今後のダイレクト・マーケティングへの示唆を得ることを目的とする。なお,事例調査は,米国で最初にCSAに取り組んだ二つの経営を含む北東部のいわば老舗CSAの事例と,後発で,近年増加が目覚ましいカリフォルニア州のCSAを対象とする。

Journal

  • Japanese Journal of Farm Management

    Japanese Journal of Farm Management 51(2), 67-71, 2013-09-25

    The Farm Management Society of Japan

References:  6

Keywords

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    10031195796
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00200823
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    ART
  • ISSN
    03888541
  • NDL Article ID
    024904074
  • NDL Call No.
    Z18-1079
  • Data Source
    CJP  NDL  J-STAGE  JASI 
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