保存期慢性腎臓病(CKD)患者における身体活動量とQOLとの関連

  • 樋口 謙次
    東京慈恵会医科大学附属柏病院 リハビリテーション科
  • 久保 晃
    国際医療福祉大学 保健医療学部 理学療法学科
  • 下地 大輔
    東京慈恵会医科大学附属病院 リハビリテーション科
  • 齋藤 愛子
    東京慈恵会医科大学附属病院 リハビリテーション科
  • 宇都宮 保典
    東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科
  • 安保 雅博
    東京慈恵会医科大学 リハビリテーション医学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between the Level of Physical Activities and Quality of Life of Predialysis Patients with Chronic Kidney Disease (CKD)
  • ホゾンキ マンセイ ジンゾウビョウ(CKD)カンジャ ニ オケル シンタイ カツドウリョウ ト QOL ト ノ カンレン

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抄録

〔目的〕保存期慢性腎臓病(CKD)患者の運動の関心度や身体活動がQOLに影響を及ぼすかを検討することである.〔対象〕保存期CKD患者74症例.〔方法〕年齢,性別,就労,身体活動量(IPAC),QOL(SF-36),運動の関心度,腎機能を調査し,各項目との関連性について検討した.運動の関心度から運動実施群と非実施群及び運動基準2006に基づき高身体活動群と低身体活動群の2群に別け,年齢,性別,就労,身体活動量,腎機能,QOLを比較検討した.〔結果〕身体活動量,運動の関心度とQOLに有意な相関を認めなかった.一方,高身体活動群が年齢及び精神的側面QOLで有意に高値を示した.〔結語〕保存期CKD患者において,高い身体活動を維持することにより,QOLの精神面に影響を与えることが示唆された.<br>

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参考文献 (20)*注記

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