<原著>帯について : その変遷と服飾表現における積極的意味

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書誌事項

タイトル別名
  • On the Meaning of Sashes and Strings in the Costume Fashion : Their changes in fashion and its significance

抄録

帯(紐)は,呪術性を秘めたものとして,『万葉集』の時代より実に多くの描写をみることができる。呪術性をもった帯が次第に装飾性をおび,歌舞伎役者などによって流行は変遷していくが,その根底には古代よりの"魂結び"の心が生き続けていて,現代(いま)に残る"縁結び"のそれと同じものであると考えられる。今回,帯を結ぶ行為が人を結び,さらには心をうつし出す手段として大きい意味をもつという積極的服飾表現を,近松門左衛門の『曽根崎心中』より見出だした。

収録刊行物

  • 山野研究紀要

    山野研究紀要 2 (1), 89-95, 1994-03-25

    学校法人 山野学苑 山野美容芸術短期大学

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288144667648
  • NII論文ID
    110000033918
  • DOI
    10.24714/yca.2.1_89
  • ISSN
    24336424
    09196323
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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