教職員の健康習慣と自覚症状に関する研究

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  • キョウショクイン ノ ケンコウ シュウカン ト ジカク ショウジョウ ニ カンスル ケンキュウ
  • A Study on the Health Practices and Health-related Subjective Symptoms among Teachers and their Staffs

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抄録

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高校,大学の教職員530名を対象に,喫煙,飲酒をはじめとする7つの健康習慣の実施状況と健康に関する自覚症状について調査を行い,以下のような結果を得た。健康習慣の実施率として「毎日朝食をとる」が80.6%と高く,以下「酒を時々飲払全く飲まない」「栄養バランスに気をつける」が続き,「定期的に運動する」は11.9%と低かった。また,性別では女性は「酒を時々飲む,全く飲まない」「喫煙をしない」が高かったのに対し,男性は「7~8時間の睡眠をとる」「間食をしない」が高く,性差が認められた。健康習慣得点の平均は男性3.7,女性4.0であったが,性差はみられなかった。自覚症状の訴え数は身体,心理,行動別のそれぞれにおいて女性の方が多く,性差が顕著であった。健康習慣得点の違いによって自覚症状の訴え数は男女とも高群すなわち好ましい健康習慣を行っている群の訴え数が少なかった。以上,教職員の健康習慣および自覚症状は性別,年齢別に特徴がみられた。健康習慣の中では「定期的に運動する」の実施率が極めて低く,健康の保持増進のためには「定期的な運動習慣」の実践が望まれる。

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