食品の嗜好因子と性格特性

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タイトル別名
  • Studies on the Food Preference Factor and Personality

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抄録

食品の嗜好性に影響を与えている因子が性格特性とどのような関係にあるかを,18歳〜20歳の女子学生169名を対象に調べた。嗜好因子の分析は松村のテストを用い,これにより嗜好指数を算出した。性格検査はモーズレイ性格検査(MPI)及び顕現性不安テスト(MAS)を用いた。更に肥満度をBroca指数により算出しこれと嗜好指数との関係,またBroca指数と性格特性との関係を検討した。その結果は下記のように要約される。1)性格特性一嗜好指数外向性得点の高い者ほど嗜好指数が高い傾向がみられた。すなわち外向性の者ほど食物に対して順応性や弾力性があることを示している。神経症的傾向の高い者ほど嗜好指数が低い。すなわち神経症的傾向の高い者ほど特に献立や調理についての知識や学習不足の傾向にあることがうかゞわれる。不安度と嗜好指数との間には関係は見られなかった。2)嗜好指数-Broca指数有意な相関は得られなかった。3)Broca指数ー性格特性外向性,神経症的性向および不安度とBroca指数との間には有意な関係は得られなかった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570291226879809408
  • NII論文ID
    110000191078
  • NII書誌ID
    AN00135120
  • ISSN
    02862816
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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