動作法のボディ・ワークによる教師間のコミュニケーションと児童理解の促進

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タイトル別名
  • ドウサホウ ノ ボディ ワーク ニ ヨル キョウシ カン ノ コミュニケーション ト ジドウ リカイ ノ ソクシン
  • The Effects of Dohsa Method-Based Workshop on Facilitating Teacher Communication and Child Understanding

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抄録

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教師間のコミュニケーションを円滑にし,児童が気持ちよく学ぶ環境を整えるため,3つの小学校で動作法によるボディ・ワークの体験学習を実施した.体験学習は各学期に1回ずつ行われ,1回目と3回目に質問紙調査が行われた.質問紙は,7つのカテゴリー(教師自身の身体的な疲労,教師自身の精神的な疲労,児童の疲労の認知,教師自身の疲労への対処,児童の疲労への対処,児童への援助的態度,同僚との連携・援助関係)計21項目から構成された.体験学習の結果,教師自身の疲労の改善にともなって,自分自身の疲労や児童の疲労に対して,適切な対処をするようになった.また,児童のペースを尊重したり,分かりやすい指示を出すなど,児童に対して適切な援助を行うようになった.更に,児童理解と援助における教師間の協力関係が促進された.

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