建造物の3次元コンピュータグラフィックス
書誌事項
- タイトル別名
-
- Production of a computer software showing a three dimensional object
この論文をさがす
抄録
コンピュータグラフィックスにより,3次元の建造物を仮想的に作成する方法を検証した。3次元グラフィックスは2次元グラフィックスとは全く異なった手法が必要であり,コンピュータのハードウエア及びソフトウエアの両面で高い性能が必要である。特にリアルなグラフィックスを作成しようとすると,写真データを利用することが必須であり,この結果コンピュータが負担しなければならない処理量が大幅に増大する。検討した結果,増大した処理量を短い時間で処理するよう効率の良いプログラムを作成するには言語としてVisual C++を使用することが良かった.また,3次元空間を作成し,テクスチャを貼り3次元から2次元に変換するためのプログラムを作成するにはMicrosoft社が無償で提供するDirect Xを使用することが良い方法であることが分かった。ハードウエアに関してはNVIDIA社製のGeFORCE4は十分な性能を持っていた。これらの性能を実際に検証するためのプログラムは宮崎公立大学を建造物として作成した。これは,センター試験を受験するために宮崎公立大学を訪れる高校生に,試験会場内を仮想的に訪れることを支援する目的で作成した。このプログラムを利用した結果,いくつかの改良点が見出されたが,昨年の同様の目的で作成したプログラムに比べてリアルで好評だった。
収録刊行物
-
- 宮崎公立大学人文学部紀要
-
宮崎公立大学人文学部紀要 10 (1), 113-128, 2003-03-20
宮崎公立大学
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050001337631215488
-
- NII論文ID
- 110000483008
-
- NII書誌ID
- AN10457429
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- CiNii Articles