権力の予期理論
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- 宮台 真司
- 東京大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Expectation Theory of Social Power :
- Its Principles and Application
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抄録
社会学の主流的伝統では,権力が服従者の了解を経由して働くことを,暗黙にせよ前提する。ウェーバーの定義は周知であるが,パーソンズでさえ,機能的側面として資源配分機能に着目したとはいえ,機能の帰属先である対象的外延としては「シンボルによって一般化された」権力(=公式権力)だけを問題化した。権力に想定される了解構造は,権力についての様々な問題設定を境界づけるが,了解構造自体を明確に主題化した業績は実に少ない。<BR> 我々は第1に,この了解構造を明確に取り出して,従来の諸定義を比較可能にすると共に,それ自身を権力の定義に据える。その結果,権力は権力者の意図や自覚から分離されて,服従者の体験にだけ定位した概念となる。<BR> 第2に,それを利用して,伝統的な権力理論の様々な主題──威嚇/報償の差異・予期の機能・正当性/公式性/合法性の差異・国家権力など──を相互に関係づけて論じ,発見された諸問題を記述する。<BR>(*前半部(10. 迄)は1987年10月の社会学会報告のレジュメとほぼ同一である)
収録刊行物
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- 理論と方法
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理論と方法 3 (2), 2_3-2_30, 1988
数理社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205167011200
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- NII論文ID
- 110000511937
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- NII書誌ID
- AN10096921
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- ISSN
- 18816495
- 09131442
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可