近代・組織・資本主義
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- 佐藤 俊樹
- 東京工業大学
書誌事項
- タイトル別名
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- The Modern, Organization and Capitalism
- ─プロテスタンティズムの倫理は近代資本主義を生んだか─
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抄録
プロテスタンティズムの倫理は近代資本主義を生んだか? この問いは現在の社会学の出発点である。だが、Weber自身のを含めて、従来の答えはすべて失敗している。経営の規律性や強い拡大志向、資本計算などは日本をはじめ多くの社会に見出されるからだ。この論考では、まずそれを実証的に示し、その上で、プロテスタンティズムの倫理が「禁欲」を通じて真に創出したものは何かを問う。<BR> それは合理的な資本計算や心理的起動力などではない。個人経営においても、経営体(組織)と個人の人格とを原理的に分離可能にしたことである。この分離と両者を規則を通じて再結合する回路こそ、日本の経営体に決定的に欠けているものであった。なぜなら、それが近代の合理的組織の母型になったのだから。その意味においてはじめて、プロテスタンティズムの倫理は近代資本主義を生んだといえるのだ。
収録刊行物
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- 理論と方法
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理論と方法 5 (2), 2_3-2_20, 1990
数理社会学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680143034240
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- NII論文ID
- 110000512000
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- NII書誌ID
- AN10096921
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- ISSN
- 18816495
- 09131442
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可