次世代のPDTを目指して-新しい光感受性物質Na-Pheophorbide a(Na-Phde a)を用いた培養肺癌細胞に対する基礎的検討-

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  • ジセダイ ノ PDT オ メザシテ アタラシイ コウカンジュセイ ブッシツ NA PHEOPHORBIDE A NA PHDE A オ モチイタ バイヨウ ハイガン サイボウ ニ タイスル キソテキ ケントウ

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抄録

【目的】Pheophorbide aのNa塩(Na-Phde a)を新しく調整したため、これを用いて腫瘍内局所注射を前提としたin vitroの実験を行った。【方法】対象に用いた光感受性物質はNa-Phde aを用い、細胞株はヒト培養癌細胞(RERF-LC-AI)を使用した。実験1:各種濃度のNa-Phde aを用いて作用時間に対する培養癌細胞1個あたりの細胞内Phde a濃度曲線を作成した。実験2:細胞内にNa-Phde aが取り込まれた状態を蛍光顕微鏡観察で確認した。【結果】実験1:0.04mg/ml以上の濃度で4時間以上作用させれば細胞内最高濃度が約1.4pg/cellに達した。実験2:蛍光顕微鏡観察では1時間程度より細胞内に取り込まれることが観察された。【結語】Na-Phde aを癌細胞内に取り込ませPDTが可能であることがin vitroのレベルにて示唆された。

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