書誌事項
- タイトル別名
-
- グローバリゼーション ジダイ ノ レギュラシオン リロン
- The Theory of Regulation in the Age of Globalization
この論文をさがす
抄録
本稿は,第1に,「資本主義の黄金時代」(1945-74)をフォーディズムのロジックによって解明したレギュラシオン理論が,脱フォーディズムのさまざまな試みと冷戦体制の解体という1990年代の文脈の中で急速に進展した経済のグローパリゼーションとそれにともなう「勤労者社会の危機」をどのように理解しているか,グローパリゼーションの進行の中に資本蓄積の新しい源泉と新しい調整様式の萌芽を,それゆえ勤労者社会の新時代の可能性をどのように検出しているか,について考察する。本稿は第2に, 「勤労者社会の危機」をめぐるフランスの論争におげる4つの立場を検討し,グローパリゼーションの下で社会統合を確保するためには,公的討論による価値観の形成という意味での「政治的次元」と新しい市民権(市民権所得)が重要であることを指摘する。
収録刊行物
-
- 關西大學經済論集
-
關西大學經済論集 50 (1), 27-39, 2000-06-15
關西大学經済學會
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050282677891613440
-
- NII論文ID
- 110000986788
-
- NII書誌ID
- AN00046869
-
- ISSN
- 04497554
-
- HANDLE
- 10112/4414
-
- NDL書誌ID
- 5440078
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles