坐禅時における内分泌動態 : (Endocrine Responses during Zazen)

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タイトル別名
  • Endocrine Responses during Zazen

抄録

ストレスに満ちた現代社会において、心を如何にコントロールするかということが重要な課題となっており、その方策のひとつとして禅が注目されている。40分間の坐禅の前後における静脈血中のコルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリン、ド-パミン、βーエンドルフィン及びガンマーアミノ酪酸(GABA)などの変動を測定した。コルチゾールとアドレナリンは有意に減少し、ノルアドレナリンは増加傾向を示した。βーエンドルフィンは有意に減少し、GABAはほとんど変わらなかった。これらの傾向は、変化率でみると午前中の坐禅(早晨坐)よりも夜の坐禅(夜坐)において著明であった。血漿コルチゾール及びアドレナリンが減少していることから、坐禅によりストレスが緩解し、交換神経活動が低下するものと考えられる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763111918592
  • NII論文ID
    110001091711
  • DOI
    10.18936/islis.16.2_230
  • ISSN
    24240761
    13419226
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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