短期絶食の脳疲労解消効果 : 肥満への応用

• 藤野 武彦

  九州大学健康科学センター

• 筒井 浩一郎

  ヘルスC&Cセンター

• 金谷 庄蔵

  九州大学健康科学センター

• 加治 良一

  九州大学医学部第一内科

• 丸山 徹

  九州大学医学部第一内科

• 羅 美玄

  九州大学医学部第一内科

• 福光 ミチ子

  ヘルスC&Cセンター

• 千々岩 智香子

  ヘルスC&Cセンター

• 佐田 禎造

  佐田循環器内科病院

書誌事項

タイトル別名

• Effects of short-term starvation on relief of "brain fatigue"and its application for obesity

抄録

新たな症病発症仮説である「脳疲労(Brain fatigue)」とそれに対する治療仮説である「脳指向型自己調整システム=Brain Oriented Oneself Care System(BOOCS)」を用いてその減量効果を肥満者26名において検討した。また、治療当初に3日間の絶食期間を設け、「BOOCS」による「脳疲労」解消効果を高めることにした。治療1ヶ月後に、体重、体格指数(BMI), 体脂肪率は、それぞれ平均3.6kg, 1.3, 2.2%, 有意に(p<0.01)減少した。また中性脂肪も28.9mg/dl減少した(p<0.05)。その他の指標には、有意な変化は見られなかったが、悪化したものはなかった。また、被験者はいずれも疲労感が減少し、味覚が正常化するものが多かった。これらの結果は、短期絶食法を「BOOCS」に取り入れることにより「脳疲労」が容易に解消することを示唆する。

収録刊行物

• 国際生命情報科学会誌

  国際生命情報科学会誌 16 (2), 284-290, 1998-09-01

  国際生命情報科学会

キーワード

• Brain Fatigue, BOOCS, Obesity, short-term Starvation, Body Weight

詳細情報

• CRID: 1390001288135023488
• NII論文ID: 110001091718
• DOI: 10.18936/islis.16.2_284
• ISSN: 24240761
• ISSN: 13419226
• 本文言語コード: en
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可