嗅覚受容体の構造・機能、嗅上皮分布(<総説特集>嗅覚神経系の機能構築-2)

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タイトル別名
  • Molecular bases of odor discrimination by odorant receptors in the olfactory epithelium.
  • 嗅覚受容体の構造・機能、嗅上皮分布
  • キュウカク ジュヨウタイ ノ コウゾウ キノウ キュウジョウヒ ブンプ

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抄録

生物は数十万種類と言われる匂い物質をどのようにして識別しているのだろうか?外界から鼻へ入ってきた匂い物質は、数百から千といった膨大な多重遺伝子群を形成する受容体によって認識される。嗅覚受容体と呼ばれるこの遺伝子ファミリーは、哺乳類、昆虫、両生類、線虫など種を越えて存在し、匂い物質の識別という機能とともに、原始から保存されている嗅覚感覚の情報処理モジュールである。本稿では、この数年間で明らかになった嗅覚受容体による匂い物質認識について、受容体分子レベル、嗅神経細胞レベルでの知見を紹介する

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