ヘルスプロモーションにおけるWalkingのあり方について : 自己爽快ペースによる検討

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タイトル別名
  • Walking for Health Promotion : A Study on Refresh Self-paced Walking
  • ヘルスプロモーション ニ オケル Walking ノ アリカタ ニ ツイテ ジコ ソウカイ ペース ニ ヨル ケントウ

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抄録

ヘルスプロモーションにおける実際的な予防措置として,現在,日常生活レベルでの運動量を増加させるアプローチが脚光をあびている.そこで本研究では,自己爽快ペースでのwalkingを継続した場合の心理的効果について,10名の女子大学生を対象にPOMS,RPE(主観的運動強度)とα波の変化量の関連性について検討し,主観的な運動後の爽快感を客観的に評価することを目的とした.その結果,右半球の前頭部と頭頭部にα波の有意な差が得られ,特に「疲労」の軽減との有意な関連性が示された.また,自己爽快ペース歩行中には,施行者は一貫してその運動をちょうどいいと感じており,リラックスした状態で運動の心地よさを感じながら行われたことが示唆された.よって,自己爽快ペース歩行は運動の継続を促進することが期待され,臨床においても実用的な主観的運動として用いる可能性が期待された.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 44 (8), 595-602, 2004

    一般社団法人 日本心身医学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (17)*注記

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