摂食障害のサブタイプにおける認知的障害の程度は同じか? : 認知行動理論からの検討

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タイトル別名
  • Is the Cognitive Disturbance among Subtypes of Eating Disorders the Same? : Investigation from the Cognitive Behavioral Perspective
  • セッショク ショウガイ ノ サブタイプ ニ オケル ニンチテキ ショウガイ ノ テイド ワ オナジ カ ニンチ コウドウ リロン カラ ノ ケントウ

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抄録

AN-R52名, AN-BP54名, BN-P39名, 健常女子学生55名を対象に摂食障害(ED)に特徴的な認知的障害を検討した.その結果, いずれのED群も健常群より食事強迫, 問題回避傾向, そしてダイエットや体重に関する非機能的思考をもっている傾向が高く, そしてセルフ・エスティームの低いことが示された.また, やせ願望など体型と関わる変数においてはAN-R群と健常群の間に差は認められなかった.全体的な傾向として認知的障害の程度はBN-P, AN-BP, AN-R, 健常群の順に顕著であり, その傾向は治療担当者3名による評定によっても支持された.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 41 (7), 529-537, 2001

    一般社団法人 日本心身医学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (16)*注記

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