「化学」における週2回・1/2セメスター授業の試み

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タイトル別名
  • An Experiment of the Lecture of Chemistry on Twice a Week in a Half Semester
  • カガク ニ オケル シュウ 2カイ 1/2 セメスター ジュギョウ ノ ココロミ

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抄録

P(論文)

基礎科目から専門科目への連続性を確保するため、食物栄養学科1回生春学期必修科目の「化学」と「食品学総論」の授業について、1セメスターを前半・後半に分割し、前半を「化学」後半を「食品学総論」にあて、週2回の授業を試行的に行った。小テスト、期末試験、試験後アンケートの結果から、基礎から専門への連携がとりやすくなる、ゴールデンウィーク前に授業回数を確保できる、学生・教員ともに集中して授業が行えるなどの利点がある一方で、他学科からの履修生を受け入れにくい、再履修生を出したときの対応が難しい、授業の進み方が早く感じられる、などの欠点があることがわかった。新教育課程で学習した学生の入学時には、現在よりも学力格差の拡大が予想されるため、従来からの授業内容である「専門基礎科目としての化学」のほかに、化学を選択してこなかった学生を救済する目的の「高校化学の補習」を新たな科目として設定する必要があると感じた。

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