対面がその後の電子メールコミュニケーションにおける感情面に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of Face-to-Face Communication on Emotional Aspects in Subsequent E-mail Communication
  • タイメン ガ ソノゴ ノ デンシ メール コミュニケーション ニ オケル カンジョウメン ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

本論文は, 電子メールを使ったコミュニケーションで生じる感情について, その前に, 対面によるコミュニケーションがあった場合となかった場合を比較する実験を行った.20名の大学生・大学院生が被験者として, この実験に参加した.彼らを, 2人1組のペアにし, 2つの群に割り当てた.1つは, 対面コミュニケーションの後に, 電子メールコミュニケーションをする群で, もう1つは, 電子メールコミュニケーションのみをする群である.電子メールコミュニケーションの過程で, 彼らが受け取った電子メールの内容に, 「異なった意見」がある場合とない場合で, 生じた感情を比較した.結果, 対面に続いて電子メールコミュニケーションをした群では, 「異なった意見」がある場合, 敵意感情を高く生じ, 電子メールコミュニケーションだけの群では, 意欲を高く生じる傾向が見られた.

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