有限区間における回帰直線の信頼帯の構成

  • 藤澤 正樹
    グレラン製薬株式会社:臨床管理グループ
  • 馬場 光正
    ファルマシア株式会社:グローバル開発部門メディカル統括部統計解析・データマネージメント部
  • 坂本 亘
    大阪大学大学院基礎工学研究科
  • 後藤 昌司
    大阪大学大学院基礎工学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • CONSTRUCTION OF CONFIDENCE BANDS FOR SIMPLE LINEAR REGRESSION OVER BOUNDED INTERVALS
  • ユウゲン クカン ニ オケル カイキ チョクセン ノ シンライタイ ノ コウセイ

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抄録

本稿では,有限の関心区間上での回帰関数の信頼帯,特に同一幅信頼帯および台形信頼帯の構成法を考察する.事例検討と数値実験から,これらの信頼帯の被覆率および効率(面積比)を吟味する.被覆率の観点から関心区間が有限である場合には,Working-Hotelling帯でなく同一幅信頼帯(Gafarian帯)および台形信頼帯(Bowden-Graybill帯)を用いることが理にかなっている.特に,関心区間の長さが観測許容区間の長さに比して小さい場合に,このことが強調される.また,効率に関する検討から,関心区間が観測許容区間の比較的端の方にある場合には,台形信頼帯を用いることが強く推奨される.

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参考文献 (23)*注記

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