問題攻撃性尺度の基準関連的構成とアサーション・トレーニングによる治療的介入

書誌事項

タイトル別名
  • Construction of Criterion-based Problem-aggression Scale for Children, and Intervention with Assertiveness Training
  • モンダイ コウゲキセイ シャクド ノ キジュン カンレンテキ コウセイ ト アサーション トレーニング ニ ヨル チリョウテキ カイニュウ

この論文をさがす

抄録

研究Iでは,担任教師が指名した攻撃性の著しい児童23名を基準群,攻撃性の認められない児童567名を対照群とした.参加者は8つの小学校の3–6年生1701名と担任教師59名であった.問題攻撃性尺度は二群を弁別する13の質問項目から構成された.研究IIでは,児童の攻撃性についてクラスの担任教師が5段階評定を行った.参加者は小学校3–6年生224名と担任教師8名であった.担任教師の評定の信頼性は.93であった,問題攻撃性尺度と評定との相関は.46,再検査信頼性は.85であった.814名のデータをIRTで分析すると,尺度の高得点側で測定精度が高かった.研究IIIでは,実験群でアサーション・トレーニングによる攻撃性の適正化教育を行った.参加者は,実験群が3年生38名,統制群が3年生35名であった.事前・事後の尺度得点の3要因分散分析の結果,アサーション・トレーニングは攻撃性の低い児童で弱い介入効果があった.

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ