脊髄損傷者の社会復帰に影響を及ぼす要因の解明
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- 高田 正三
- 神戸大学医学部整形外科学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- Analysisi of factors influencing the rehabilitation of spinal cord injured patients
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抄録
脊髄損傷者に,社会復帰後の生活状況をアンケート調査し,社会復帰に影響を及ぼす要因を検討した。対象は頸損54例,胸損43例,腰損21例の計118例で,退院後,87%が自宅生活をし,日常生活動作や車いす動作で介助を要するものが,それぞれ41%,31%で,介助者の多くは配偶者・親・子供で86%を占め,介助者のうちの65%が50才以上であった。社会福祉サービスの利用は19%と低く,住宅改造は72%,就労は41%,有配偶者率は51%で,11%が結婚し,11%が離婚していた。車の保有率は76%で,免許証取得者は73%であった。脊髄損傷者の社会復帰に影響を及ぼす要因は,損傷部位,年齢も大きな因子であるが,介助者の存在・住宅改造の有無・就業の有無・運転の可否・配偶者の有無などの社会的要素も大きく関与し,これらは個人的努力はもちろん,社会的合意のもとに,公的制度により解決が図られるべきものと考える。
収録刊行物
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- 神戸大学医学部紀要
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神戸大学医学部紀要 52 (3), 43-58, 1991-07
神戸大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572824501689091456
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- NII論文ID
- 110001259549
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- NII書誌ID
- AN00085973
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- ISSN
- 00756431
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles