書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Ulcerative Colitis with Benign Stricture
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抄録
潰瘍性大腸炎では高度の腸管狭窄をきたすことは非常にまれである.著者らは潰瘍性大腸炎の発症後15年目に, 大腸の良性狭窄のため手術を必要とした1例を経験したので報告する.症例は60歳の男性で, 体重減少を主訴に来院した.患者は15年前に他院で潰瘍性大腸炎と診断されていた.注腸造影検査, 大腸内視鏡検査, 骨盤CTおよびMRI検査で直腸からS状結腸の狭窄を認め, 悪性病変との鑑別ができなかったため, マイルス手術を施行した.切除標本では腸管壁の肥厚と内腔の狭小化を認め、病理組織学的には悪性病変は認めづ, 粘膜下層の線維化と内輪筋の肥厚を認め, 腸管狭窄が原因と考えられた.本症例は粘膜および粘膜下層を病変の主座とする潰瘍性大腸炎にも関わらず, 良性の腸管狭窄をきたし, 悪性病変との鑑別が困難であった.今後, 潰瘍性大腸炎の良性狭窄の原因およびメカニズムが明らかとなり, 予防対策が早期よりとられることが望まれる.
収録刊行物
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- 日本消化器外科学会雑誌
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日本消化器外科学会雑誌 34 (3), 263-267, 2001-03-01
一般社団法人日本消化器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571980076834986752
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- NII論文ID
- 110001341011
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- NII書誌ID
- AN00192066
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- ISSN
- 03869768
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles