(BaO+CaO)-(BaF<SUB>2</SUB>+CaF<SUB>2)</SUB>系溶融フラックスの炭酸ガス溶解度と高炭素鉄クロム合金液体に対する脱りん能力

• 原 茂太

  大阪大学工学部

• 菅野 浩至

  大阪大学大学院生(現:新日本製鉄(株))

• 荻野 和己

  大阪大学工学部(現:香川職業訓練短期大学)

書誌事項

タイトル別名

• Solubility of Carbon Dioxide in Molten (BaO+CaO)-(BaF<SUB>2</SUB>+CaF<SUB>2)</SUB> Fluxes and Their Dephosphorization Ability to High Carbon Ferrochromium Liquid Alloy
• (BaO+CaO)-(BaF2+CaF2)系溶融フラックスの炭酸ガス溶解度と高炭素鉄クロム合金液体に対する脱りん能力
• BaO + CaO BaF2 + CaF2 ケイ ヨウユウ フラックス ノ タ

抄録

(BaO+CaO)-(BaF₂+CaF₂)系への炭酸ガスの溶解度を熱天秤法により1674Kで決定した。その結果,この系に対する炭酸ガスの溶解度は最初に配合されたBaO濃度には依存せず, BaO(1)+CaF₂(1) = CaO(1) + BaF₂(1)で示される置換反応の平衡値K_pで決まる融体中のBaO濃度に比例して変化することが分かった。この考え方を拡張してBaO-CaO-BaF₂系およびCaO-NaF系フラックスによる高炭素鉄クロム合金液体の脱りんに関して報告された結果に検討を加えた。このような酸化物-ハロゲン物系フラックスにおいては,炭酸ガスの溶解度の場合と同様に,これらが置換塩系を作ると仮定すると,配合フラックス組成と脱りん率との関係が整理できることを示した。

収録刊行物

• 鉄と鋼

  鉄と鋼 79 (10), 1164-1168, 1993

  一般社団法人 日本鉄鋼協会

キーワード

• BaO-CaO-BaF<SUB>2</SUB>-CaF<SUB>2</SUB>
• melt
• solubility of CO<SUB>2</SUB>
• reciprocal salt
• dephosphorization
• Fe-2%C-15%Cr liquid alloy

詳細情報

• CRID: 1390282680160500480
• NII論文ID: 110001493351
• NII書誌ID: AN00151251
• DOI: 10.2355/tetsutohagane1955.79.10_1164
• ISSN: 18832954
• ISSN: 00211575
• NDL書誌ID: 3853232
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I3853232
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tetsutohagane1955/79/10/79_10_1164/_pdf
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可