ファジービーンおよびギニアグラスの生育にともなう化学的要因の変化がサイレージ発酵品質に及ぼす影響

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  • Effects of the Change in the Chemical Factor with Growth on the Quality of Silage in Phasey Bean and Guineagrass
  • ファジービーン オヨビ ギニアグラス ノ セイイク ニ トモナウ カガクテキ

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抄録

播種後43, 65, 79日目のファジービーンおよびギニアグラスを材料草としたサイレージを調製し約100日後に開封した. 材料草および発酵品質の分析により得られた結果は以下のとおりである. 1.ファジービーン, ギニアグラスともに生育にともない乾物率および細胞壁成分含有率は増加し緩衝能は低下し, いずれの刈取り時においてもギニアグラスの方が乾物率が高く緩衝能は低い値を示した. 細胞壁成分含有率は, ファジービーンの方がかなり低い値で推移した. 2. 両草種とも65日目刈取り草のサイレージの発酵品質が最もよかった. 全てのギニアグラスサイレージは酢酸含有比率が高くpHは4.5以上であり, 暖地型牧草に特徴的である酢酸発酵型であった. 一方, ファジービーンサイレージは乳酸含有比率が高くpHは4.5以下であり, 乳酸発酵型の良質な発酵品質を示した. また, 両者の発酵品質の違いには細胞壁成分の関与が示唆された.

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