ジフルベンズロンの毒性試験の概要 Diflubenzuron

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抄録

ジフルベンズロン原体およびその水和剤の急性毒性はきわめて弱く, 眼粘膜に対して弱い刺激性が認められているが, 皮膚刺激性および皮膚感作性は認められていない. 亜急性毒性および慢性毒性では, 本化合物投与によって, 病理組織学的変化を伴う貧血および肝臓, 脾臓等の臓器重量の増加が認められたが, いずれも軽微な変化であり, 低用量群ではこれらの変化が認められなかった. ラットの繁殖に及ぼす影響もみられず, ラットおよびマウスにおける発癌性, ラットおよびウサギにおける催奇形性, 多岐にわたって実施した変異原性も陰性であった.<br>ジフルベンズロンを有効成分とする兼商デミリン水和剤は1987年に農薬登録され, 従来の神経系に作用する殺虫剤とは作用機構の異なる優れた昆虫生育制御剤であり, 安全性が高く, 有用な農業資材の一つとして広く実用に供せられている.

収録刊行物

  • 日本農薬学会誌(Journal of Pesticide Science)

    日本農薬学会誌(Journal of Pesticide Science) 17(2), S159-S164, 1992

    日本農薬学会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110001712578
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00196227
  • 本文言語コード
    UNK
  • ISSN
    1348-589X
  • NDL 記事登録ID
    3774295
  • NDL 雑誌分類
    ZR7(科学技術--農林水産--農産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1132
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  J-STAGE  NDL-Digital 
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