1-アリールメチル-2-アリールイミダゾリジンの合成と殺ダニ活性

  • 利部 伸三
    Department of Chemistry, Faculty of Education, Gifu University
  • 酒向 美紗
    Department of Chemistry, Faculty of Education, Gifu University
  • 岩屋 和子
    Department of Chemistry, Faculty of Education, Gifu University
  • 桐山 和久
    Department of Chemistry, Faculty of Education, Gifu University

書誌事項

タイトル別名
  • Synthesis and Acaricidal Activity of 1-Arylmethyl-2-arylimidazolidines

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抄録

新規の1-アリールメチル-2-アリールイミダゾリジンを2種の方法, 即ち, 2-アリールイミダゾリジンの1-位の窒素原子へのハロゲン化アリールメチルの塩基存在のもとでの求電子置換反応あるいはN-アリールメチルエチレンジアミンとベンズイミデートとのイミダゾリジン環化反応によって合成した. 生成物の構造はNMR, MSやIRスペクトルなどで確認した. MSスペクトルでは2-置換イミダゾリジン構造に特徴的な解裂パタンが見られた. 殺ダニ活性はアリールメチルに関してはパラ位のクロロ, t-ブチル, フェニル置換体, 2-アリールに関してはオルト位のジフルオロ体に見られ, その中で, 1-(p-クロロベンジル)-2-フェニルイミダゾリジンと1-ベンジル-2-(2,6-ジフルオロフェニル) イミダゾリジンに50ppmで強い活性が見られた. 1位の (クロル置換) ピリジルメチルや2位のピリジン誘導体は弱い活性しか示さなかった.

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参考文献 (7)*注記

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