熱帯感染症の病態形成 研究集会報告 1 マラリアの病態形成

  • 神原 廣二
    長崎大学熱帯医学研究所・感染細胞修飾機構

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抄録

マラリアの三大症状は,(周期的)発熱,貧血および脾腫である。これらの症状はすべてのマラリア種に共通していて,比較的明解にそれぞれの機構が説明されている。まず発熱に関しては,成熟シゾント感染赤血球が破れた際に放出される内容物(malaria toxin)がモノサイトを刺激して,TNF-α,IL-1α,βなどを産生させ,これらサイトカインが発熱中枢に働きかけることによると説明されている。貧血発症機構についても単なる感染赤血球による破壊以外の機構が提唱されている。

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  • CRID
    1573668926658161664
  • NII論文ID
    110001716784
  • NII書誌ID
    AN10391375
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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