熱帯感染症の病態形成 研究集会報告 1 マラリアの病態形成
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- 神原 廣二
- 長崎大学熱帯医学研究所・感染細胞修飾機構
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抄録
マラリアの三大症状は,(周期的)発熱,貧血および脾腫である。これらの症状はすべてのマラリア種に共通していて,比較的明解にそれぞれの機構が説明されている。まず発熱に関しては,成熟シゾント感染赤血球が破れた際に放出される内容物(malaria toxin)がモノサイトを刺激して,TNF-α,IL-1α,βなどを産生させ,これらサイトカインが発熱中枢に働きかけることによると説明されている。貧血発症機構についても単なる感染赤血球による破壊以外の機構が提唱されている。
収録刊行物
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- 長崎大学熱帯医学研究所共同研究報告集
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長崎大学熱帯医学研究所共同研究報告集 16 105-, 2004
長崎大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573668926658161664
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- NII論文ID
- 110001716784
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- NII書誌ID
- AN10391375
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles