Variation in seed yield of soybean as affected by planting patterns.

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  • ダイズ子実収量の栽植様式の違いによる変動
  • ダイズ子実収量の栽植様式の違いによる変動〔英文〕
  • ダイズ シジツ シュウリョウ ノ サイショク ヨウシキ ノ チガイ ニ ヨル

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Abstract

栽植様式の違い(長方形植え, 正方形植え, 正三角形植え)が, ダイズの子実収量に及ぼす影響を標準密度区(800株/a ; 1株2本立で)と高密度区(1200株/a)で検討した. 試験は, トヨスズとスズヒメの2品種を供試し, 1986年, 帯広畜産大学作物試験圃場(褐色乾性火山灰土)で行った. 単位面積当たりの子実収量は, 標準密度区で正方形植えと正三角形植えが, 長方形植えに比べ品種平均でそれぞれ 14.9%, 12.7%増となった. 高密度区でも正方形植えと正二角形植えが上回ったが, 正三角形植えの方が高収となったため, 密度と様式の間に相互作用が認められた. 正方形植えおよび正三角形植えによる収量増加は, 主茎の子実収景に比べ分枝の子実収量(分枝数)の増加によるところが大であった. 栽植様式の違いによる子実収量の変動を, 個体当たりの利用可能な生育面積との関連で考察した. 利用可能な生育面積として, 正方形植えと正三角形植えでは, 憐り合った株との距離の1/2を半径とする円の面積を想定した. 長方形植えでは圃場でのLA1最大期の観察をもとに, 畦間の40%の長さを長径とし, 株間の1/2の長さを短径とする楕円の面積を想定した. その結果, 両品種とも個体当たりの子実収量の変動は, これら面積の対数変換値に対する2次回帰で説明できた. 以上より, 栽植様式の違いによる子実収量の変動は, 与えられた生育面積の違いに対する分枝の反応に強く依存するものと推察された.

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